下請けから抜出。今期は過去最高売上に達する|リフォーム工務店事例
さいたま市のリフォーム工務店、(株)リメイクスタジオの代表 石川清美様にホームページ制作・保守・運営サービスについて詳しくお話を伺いました
リフォーム工務店リメイクスタジオの代表・石川清美様に、ソフトプランニングのホームページ制作やその後の保守・運営サービスについて詳しくお話を伺いました。
(目次)
- 月間300~500万円の売り上げアップを達成
- 下請けから元請けの工事業者に
- 下請けから脱するためホームページ制作を決意
- ホームページ制作では、スタッフの冷たい視線が…
- ホームページ開設後、ご主人が協力的に!
- ソフトプランニングはパートナーとして活用
- これからホームページを制作しようか考えている方に向けて
- ソフトプランニングに向けて
1.月間300~500万円の売り上げアップを達成
—リメイクスタジオ様について教えて下さい。
弊社は埼玉県さいたま市にある、賃貸アパート・マンション専門のリフォーム業者です。商圏は埼玉県南部、東京23区、東京多摩北部を中心に、デザインリフォームを提案しています。デザインリフォームというのは、賃貸物件だからと言って、定番の白い壁紙で仕上げるのではなく、アジアンリゾート風の内装に仕上げたり、おしゃれなタイル張りのカウンターキッチンを造作したりと、住む人が喜ぶユニークなリフォームのことです。
このリフォームは、オーナーさんたちにも認めていただいていて、「空室対策にぴったり」と喜んでいただいております。
—業績はいかがですか。
おかげさまで、2013年7月にホームページを開設してから、劇的に伸びています。具体的には、毎月300~500万円も売り上げがアップしています。今期は過去最高売り上げを達成すると思いますよ。
ホームページ開設前は、ホームページからお問い合わせが来るなんて夢のようなことでしたが、現在は月に10件近く安定して新規のお客様からのご相談を承っている状態です。年度末の繁忙期には人手が足りなくて、求人募集のページも開設するほどになりました。とても順調です。玉井さんには感謝です!
(そのときのブログ記事:http://ameblo.jp/remakestudio/entry-11602092469.html)
2.下請けから元請けの工事業者に
—会社の業績がアップしたことで、石川様のお仕事内容に変化はありましたか。
はい、ありました。以前は、私自身ハウスクリーニングの職人として、朝早くから夜遅くまで現場で作業をしていました。家でくつろぐ時間なんてなく、子どもたちとの時間も持てませんでした。当時は“下請け”だったので、ご依頼主と工期の調整もできず、毎日言われたままに同じ仕事を繰り返していました。とにかく、毎日慌ただしかったです。
ところが今は、下請けから抜け出し、“元請け”として不動産会社や管理会社、オーナーさんと直接取引ができるようになりました。ご依頼主との打ち合わせ、見積もりの作成、リフォームのプランニングなどが、私の仕事です。元請けになることで責任も増えましたが、リメイクスタジオらしいリフォームの提案ができるようになり、仕事のやりがいを感じています
その上、工事のスケジュールも調整できるようになったので、スタッフたちも早い時間に仕事が終わるようになりました。ここ最近、仕事と家庭の両立ができている状態で、やっと自分の時間が持てるようになりました。
それでいて利益は増えているんですから、ありがたい限りです。
—元請けになった今、このような仕事や生活の状況は想像していましたか。
いいえ、ホームページを作るときは「元請けになれたらいいな」くらいにしか思っていませんでした。
でも、玉井さんからは「1年後には、うちのお客様の声に掲載している方たちのように、成功なさっていますよ」とおっしゃっていただいたのを覚えています。玉井さんは、分かってらっしゃったんですね。
(玉井)玉井です。リメイクスタジオさんは「オーナーさんや不動産会社さんをターゲットに、直接請負できる業者になりたい」とのことでしたので、ターゲットを絞って訴求しました。そうすることで、このように欲しい客層からの問い合わせが来るようになります。ホームページは欲しいお客様にダイレクトに響く媒体です。ホームページの狙い通りに集客できているようで安心しました。
今までのご苦労が実られましたね。
ひとつご理解頂きたい点があります。それは、ただ、ホームページを作っただけではないと言うことです。リメイクスタジオさんが成りたいという会社像に対して必要なお客様が集まるように、ターゲット顧客から狙うキーワード、掲載画像、キャッチコピーに至るまでしっかりと戦略を考えて作りました。だからこの結果があります。何でもホームページを作ればそうなるということではありません。
—この先、どのような仕事をしていきたいか計画はございますか。
うちは内装や設備のリフォームが多いのですが、ときどき「一棟丸ごとお願いしたい」というご相談もあります。今後は、そういった大型工事の受注ができるようになりたいですね。
それから、先日はテレビの制作番組から、ある芸人さんの住まいをリフォームする企画に声をかけてもらえました。これもホームページからのお問い合わせです。このような話題性のある仕事ができるのもホームページのおかげなので、この先も新しい顧客層にアプローチしていきたいです。
(玉井)そのためには、「一棟丸ごと請けられる」というページを作ることをおすすめします。お客様からの要望の声は宝です。石川様も「一棟丸ごと」の工事を狙って行きたいのでしたら、コンテンツを増やして訴求していきましょう。「うちでは外装も内装も一棟丸ごと工事できます」と明記してあげると、そのような工事のご相談も増えてきます。
—ホームページからのお客様に特徴はありますか。
私の顔写真が掲載されているからだと思いますが、みなさんフレンドリーです。現場で待ち合わせをしていると、向こうから気づいて下さることがほとんどです。
うちのことを良く知ってくれているし、話やすいので、仕事の提案がしやすいですね。
また、ホームページで信頼関係ができているのか、2件目、3件目とリピートしていただけるお客様もいらっしゃいます。
3.下請けから脱するためホームページ制作を決意
—ホームページを作ろうと思った経緯を教えてください。
下請けから抜けだしたかったのが一番の理由です。
ちょうど、法人にするタイミングでホームページ制作を決めました。その頃は、毎日現場で作業をしていて、下請けから脱するために「何かしなきゃいけない!」とは思うのですが、どうすればいいのか分からない。それに時間もない状態で、悶々としていました。
でも、ネットを見ていると自分と同じような会社がホームページを出している…。そういうのを見て、「いいなぁ、うちもホームページがあれば、たくさんの人に知ってもらえるのになぁ」と思っていました。
そこで、ホームページ制作会社を探してヒットしたのが、ソフトプランニングさんでした。
—ソフトプランニングのどのような点に魅かれましたか。
どんなホームページを作ってくれるのか、分かりやすい説明が書いてあったので電話してみようと思いました。他の会社は、デザインが良いとか、金額がすごく安いとか、色んな制作会社がありましたが、しっくりこなかったのが正直な感想です。
ソフトプランニングさんのホームページには、「自社の強みを引き出して、ホームページを作ってくれる!」って書いてあったのが、結構ポイントでした。「お客様の声」の中には、「頭の中を整理させてくれる」とか「漠然とした思いを導いてくれる」とか書いてあり、私は、うちの強みも引き出してもらいたいって思いました。
私は、ソフトプランニングさんにお願いして、ホームページで下請けから抜け出そうと決意しました。
4.ホームページ制作では、スタッフの冷たい視線が…
—ホームページ制作を振り返って、感想を教えてください。
ん~…、実は、弊社の従業員の反応がとても薄かったです(笑)。一緒に働いている夫は、ホームページ制作に大反対で、従業員も新しいことには腰が重く、みんなに冷たい目で見られながら原稿を書いていたのが記憶にありますね。
当時はみんな、「ホームページから集客なんてできるわけがない。何十万もかけるなんてお金の無駄だ」って思っていましたから。
みんな現場へ行って帰ってきて、スタッフ紹介の写真を撮らせてもらったりコメントをもらったりするのですが、思うようには行きませんでした。スタッフが笑ってくれなかったり、はたまた写真も撮らせてくれなかったり。
でも、これも今となっては良い思い出です。
—反響の出るホームページができあがった要因は。
自社分析をする作業を、みんなに協力してもらいながら進めたことだと思います。
従業員にも外注さんにも、感じていること、考えていることを書いてもらいました。現場で働いている方たちの声を吸い上げると、私とは違う捉え方をしていたりするので、勉強になりました。
ホームページ制作という新しいことを始めるのには、勇気と気力が必要です。ソフトプランニングさんで制作したみなさんがおっしゃっているように、自分のことや自分の会社の新しいことを発見できるのが楽しかったです。頭の中がすっきりしました。
自分自身、追い込まれながらの制作期間でしたが、全体的な感想は「楽しかった」ですね。それに、反響があることで、反対していた夫もすごく協力的になりましたから!
5.ホームページ開設後、ご主人が協力的に!
—ホームページ集客に反対していたご主人とのことでしたが、現在はいかがですか。
先日、夫が「ネットで集客の時代だからな」と言ったんですよ(笑)。この言葉には「やったー! 勝ったぞー!」と思いました。職人さんたちも、今では「良い成果が出ていますね」って言ってくれます。
—ホームページからの集客経路ができたことで、仕事の流れに変化はありましたか。
はい。二つの新しい仕事の流れができました。
①スタッフが率先して打ち合わせに向かうようになりました
前は現場作業と並行しながらの営業活動だったので、「行ってもらっても良い?」って遠慮しながら頼んでいましたが、今は営業スタッフが率先して対応してくれるようになりました。
②スタッフが施工事例の掲載に積極的になりました。
施工前・施工中・施工後と、現場の進捗状況を教えてくれるようになり、写真撮影してくれるようになりました。これで充実したホームページに育てることができます。
ホームページは仕事の受注もしてくれるし、うちの現状を広く伝えてくれています。まぎれもなく24時間働いてくれる営業マンになっていて、うちの一員として大活躍してくれています!
—ホームページを別の言葉に置き換えると、どのような言葉になりますか。
私の代わりに営業してくれている、私の分身です。この言葉に尽きますね。
6.ソフトプランニングはパートナーとして活用
—保守・運用サービスに入った理由を教えて下さい。
まず、私はパソコン作業が得意ではないので、間違いなく入ろうと思いました。やっぱりプロが付いていてくれるのはありがたいです。その上で、保守・運用サービスに入った理由は3つあります。
①アドバイスが得られるから
更新するときに、プロのアドバイスが気軽に得られるのは助かります。
②全部自分で考えなくて済むから
電話でやりとりしながら、ページの構成なども考えてくれるので楽ちんです。
③パートナーとして、長い付き合いになるから
ホームページ担当の従業員は抱えられないので、信頼してお任せできる外部のパートナーさんなんだな、と感じています。
—ソフトプランニングの保守・運用サービスはどのように使っていますか。
毎月、ページの更新をお願いしています。施工事例の更新では、名波さんに、写真を選んで、ひゅっとメールを送ります。すると、空いていれば当日、遅くても一週間くらいで公開できる形にしてくれるので、毎回「早いし、きれいだし、すごいな」って感じています。
定番の施工事例以外にも、業者さんや従業員の募集など、結構楽しく作っています。
いずれは、うちで請け負った物件の入居募集をしたいと思っていますが、まだ構想段階。「ホームページを使って、こんなこともしてみたい!」と、あれこれ想像するのが楽しいですね。
—ご自分で更新することもありますか。
はい、あります。ホームページ内のトピックスというページは、ワードプレスで更新できる仕組みになっているので、自分でやっています。
基本的に、ときどきプライベートな情報も挟みながら、現場の紹介や工事の進捗を書いたり、従業員さんの工事風景を撮影したりして、詳しい解説を付けてアップします。
ホームページを更新するときのパソコンに向かっている自分は、普段は口にしないような本音が書け、「私、こういう気持ちがあったんだ」って、リアルな自分とまた違うんですよね。従業員やお客様のことを記事にするときは、相手のことを考えながら書くので感謝の気持ちが溢れてきて、ウルっとくることもあります。従業員のみんなは気づいてないかもしれませんが、ひとりでご満悦、そして、ひとりでスッキリとする作業でもあります。
—公開してから、何か印象的な出来事があれば教えて下さい。
ホームページを公開してすぐに、できあがったばかりのホームページを知人に批判されてしまいました。私、どうしたら良いのか分からなくて、一生懸命作ったのに、もう悔しくて、悔しくて。このまま放っておいたら、自分の中で嫌な気持ちが残ってしまうので、申し訳ないと思いつつも玉井さんに相談しました。その節はありがとうございました。保守サービスに入っていて、このときは心から「良かった」と感じましたね。
(玉井)あのときは、すぐにご相談いただき、ありがとうございました。勇気が要ったことと思います。あの時は悔しい思いをされたと思いますが、結果があの時に考えた戦略は正しかったことを証明しています。
その批判を真に受けて、公開してすぐにやめてしまっていたら、この結果はなかったわけです。同じレベルでホームページ集客のわかる人以外のご意見には注意しないといけません。そのホームページの裏側にある戦略まで理解できないわけですから。
また、ホームページはできあがった時は生まれたての赤ちゃんと同じです。リメイクスタジオさんのように、しっかりと育てることが大切なんです。
7.これからホームページを制作しようか考えている方に向けて
—これからホームページを作ろうか悩んでいる方に向けて、アドバイスをお願いします。
少人数で下請け工事をしている業者さんや、一人親方さんと仕事をしていると、「ホームページを作ろうかな…」という話をよく聞きます。でも、持っている方ってほんの一握りです。
私も去年の今頃は、ホームページを作ろうか悩み、周りの反対を押し切って制作しました。そしてこの1年間、ホームページで集客をして、過去最大の売上が予想できるようになりました。しかも欲しいお客様層が集まりました。「次はこんな仕事をしてみたい」と思えば、そこにアプローチできる営業も、ホームページからできるようになりました。
新しいことに踏み切るのはパワーが要りますが、うちはやって良かったと感じています。
打てば響くホームページが持てて、すごく良かったです。
8.ソフトプランニングに向けて
—最後に、ソフトプランニングに向けてメッセージをお願いします。
今後、スマートフォンからの閲覧数を見ながら、リメイクスタジオのホームページもスマホ対応に変えて行こうと考えています。そのときはまたご相談させてください。
これからもパートナーとして、末永いお付き合いをよろしくお願いします。
石川様、お忙しい中、取材にご協力いただきありがとうございました。
リメイクスタジオのホームページ
取材日時:2014年4月
取材・制作:河瀬 萌
※バラ十字会日本本部AMORCのホームページ